Vol.8 突然消えたお守り
同じクラスの大切な友人は、いつもその先輩のことを私に楽しそうに伝えてくる。
先輩とおしゃべりできたこと、目が会ったこと、など楽しそうに。
実は、私も先輩が好きなこと、告白されたことをその友人には言えないでいた。
さらに辛さが増した。
祖母からカヤナイトを渡された私は、すぐに答えが出せずにいた。友人との仲に亀裂が入ってしまうことを何よりも恐れていた。大好きな先輩と大切な友人。
それから1週間くらいたっただろうか。
ある出来事が起きた。
いつもどおり部活を終え、帰宅すると、自分が大切にしていたお守りがないことに気が付いた。
そのお守りとは、バレーボールで市の大会で優勝できるように部活の全員で作った手作りのものだ。夜遅くまで、みんなで心をこめて作った大切なものだ。
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