Vol.9 一生裏切ることのできない友人
すぐ、家を出て学校までに帰り道を探した。だんだん暗くなってくる。
焦りが出てきた。何時になったのだろう、親からかかってきた携帯にも気が付かないほど一生懸命探した。
はっと気が付いたときには、メールや着信が多数あった。その中に友人からのものもあったのだ。
家の母が、心配になりその友人にまで尋ねたらしい。
その友人の家と私の家は、全く逆方向で遠いにも係わらずわざわざ私の自宅まで心配で着てくれたのだ。
そのお守りは、見つけることができず、落胆し帰宅すると、祖母、両親、そして友人が待っていてくれた。友人は、安堵したのか泣き顔まで見せてくれた。
このとき、思った。
この友人を裏切ることは、絶対にできない。一生のなかで一番大切な友人だからと。
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